初めて襖・障子・畳・網戸を張り替えるときに知っておきたい基本的知識

初めて襖・障子・畳・網戸を張り替えるときに知っておきたい基本的知識

襖・障子・畳・網戸を初めて張り替える時、何をどうしていいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。それは襖・障子・畳・網戸に対する知識がないからかもしれません。

そこで、この記事では襖・障子・畳・網戸を初めて張り替えようと考えている人に向けて、これらの基本的知識を紹介します。是非とも参考にして、張り替えの参考にしてください。

張り替えの前に知っておきたい基本的知識

襖の基本的知識

襖の種類は大きく「本襖」と「戸襖」があります。本襖は伝統的な襖で、組子とよばれる木枠の部分に何重もの和紙を張り重ねて作られるものです。組子に大きな破損がない限りは何度でも張り替えが可能であることが特徴的ですが、製造にかなりの手間がかかっているために高価なものが多くなっています。

戸襖では、組子のうえに和紙を張り重ねるのではなく、ベニヤ板などの板が貼られています。そこに襖紙やクロスを貼っています。板によって丈夫であり、襖紙が破れにくいという特徴がありますが、重いというデメリットもあります。近年では、軽くて安価な発泡スチロールや段ボールを用いて作られているものもありますが、耐久性に乏しいというデメリットもあります。

このように、襖の種類や構造(素材)によって張り替えにかかる工程や材料費などが大きく異なるため、必要な費用も大きく変わります。

障子の基本的知識

障子にはいくつもの種類があります。ここでは代表的なものと特徴的なものの、6つを紹介します。

①荒組障子:縦横の組子の間隔が大きいもので、一般的にイメージされるもの
②縦繁障子:縦桟(縦の組子)が通常よりも多く組み込まれている障子
③横繁障子:横桟(横の組子)が通常よりも多く組み込まれている障子
④腰付障子:障子の下部が板となっているもの
⑤雪見障子:一部にガラスを使い、室内からも雪景色が見られるようにしたもの
⑥猫間障子:一部に開閉可能な部分を作り、猫が出入りできるようにしたもの

このように、障子にも様々なものがあり、張り替えに必要な工程や材料は様々です。よく自宅で張り替えを行う人がいますが、障子の種類によってはかなり難しいものもあります。

畳の基本的知識

畳を張り替えるときには裏返し・表替え・新調という方法があり、それぞれによって手間や料金がかわります。また、素材や大きさによる影響も受けます。ここでは張り替えの方法を紹介します。

裏返し:新品の畳を2~3年経過したときに、裏返すことです。畳は両面を使用することができるため、裏返すことのみできれいな畳にすることができます。5年以上が経過すると裏面が枯れたような状態になるため、それよりも早く裏返す必要があります。

表替え:畳表と畳縁を新品に交換することです。これによって新品と同様の状態になります。基本的には6年を超えると表替えが必要になります。ただし、畳が凹んできた場合等は表替えによって改善することが不可能であるため、新調が必要になります。

新調:文字通り、新しいものに替えることを指します。10~15年を周期が目安となります。

網戸の基本的知識

網戸の張り替えには、その基本構造を知っておくことが大切です。網戸にはサッシ部分・網戸・ゴムビート(網戸を固定する部分)の3つによって構成されています。網戸を剥がすためにはゴムビードを外してから、張り付けていく必要があります。このとき、網戸が劣化しており一部が残存してしまったり、劣化したゴムビートがちぎれたりすることに気を付けなければなりません。網戸はたわみやゆがみが出ないように張り付けていかなければならず、慣れが必要です。

なお、網戸の張り替えは蚊や虫の発生が気になる夏場より少し前に行うことが理想的です。毎年網戸の状態をチェックし、張り替える必要があるかを考えるようにしましょう。

張り替えをどこに依頼するか

素人でも可能な場合がある

襖・障子・畳・網戸の張り替えは、一部を除けば素人でも可能な部分があります。とりわけ、簡単な構造の障子や網戸の一部の修理等であれば、器用な人であれば問題なく行えるでしょう。一方、複雑な構造をしているものや高級なものは、素人が張り替えない方が良いでしょう。

リフォーム会社や工務店を探そう

張り替えを外部に依頼する時にはリフォーム会社や工務店を探すようにしましょう。これらは張り替えを含めた家のプロであり、リーズナブルな値段で丁寧な仕事を行ってくれる会社が多いものです。特に、会社を探す際には地元の会社を探すようにすると良いでしょう。

まとめ

今回の記事では、襖・障子・畳・網戸の張り替えをする時に知っておきたいそれぞれの基本的知識について紹介しました。正しい知識を持っていれば素人でも行える張り替えはありますが、多くは専門的なリフォーム会社や工務店に依頼する方が良いでしょう。

もし、あなたが千葉県船橋市で襖・障子・畳・網戸の張り替えを考えているならば、ぜひとも「金沢屋」にご相談ください。豊富な張り替え実績、賃貸マンションから戸建ての高級品まで、幅広く予算に合わせて対応することが可能です。無料での見積もり出張も行っております。お気軽にご連絡ください。